高単価商品にUSPでの差別化は不要!見込み客の感情にフォーカスせよ!
商品セールスにおいて「USP」が重要視されているという風に言われています。
つまり、「現代は個性がなければモノが売れない時代」だということなんですね。
しかし、それって本当にそうなのでしょうか?
実は、購買を決定する上で、商品の魅力以上に重要なことがあると思うわけです。
今回は、その辺りの僕の見解をお伝えしようと思います。
目次
高単価商品にUSPでの差別化は不要!見込み客の感情にフォーカスせよ!動画解説
以下に、スライドで使用したレジュメを掲載していますが、コチラからもダウンロードできます。
学習効果を最大限生かすためにも、ダウンロードして、プリントアウトし、動画を視聴しつつ、メモを控えながら学習されることをオススメします。
え?USPでの差別化は不要?
USP(unique selling proposition)
米国の広告代理店 テッド・ベイツ&カンパニー(現ベイツ141)で活躍した伝説のコピーライター、ロッサー・リーブスが提案した効果的な広告表現制作のポイント。自社の製品やサービスの強みを集約し、顧客に伝わりやすくしたもの。競合他社にはない固有のものであり、かつ顧客を惹きつける十分な魅力を備え、特別な価値を提供できることが求められる。
前回までにお伝えしてきた内容を踏まえて、もしかすると、自身の方向性やライバルとの差別化に不安を抱いてしまわれたかもしれませんね。
本当にこれで私は見込み客に選んでもらえるんでしょうか?
もっとライバルとの差別化をしなくてもいいんでしょうか?
「差別化」というと「USP」を連想される方も多いのではないでしょうか?
僕がよく例に挙げるのがドミノピザです。
「出来立てアツアツの焼きたてピザが30分以内にお宅に届かなかったらタダ」というのが、わかりやすいUSPの例ですね。
ズバリ言います!
僕が考えるに、「USPは不要」です。
僕が考えるに、「USPは不要」です。
「USP」よりも「見込み客の感情」を見つめる
USPが不要な理由は以下の3点です。
まず1つ目。
実際問題として、ライバルより優れたUSPをつくるのが難しいからです。
そして2つ目。
頑張って優れたUSPをつくり上げたとしても、ネットで瞬時にして情報が拡散する現代では、すぐにライバルに模倣され陳腐化してしまい、費用対効果が優れているとは決して言えないからです。
3つ目。
特に高単価商品の購買判断において、人はUSPではなく、もっと非言語的・非論理的な理由で購買を決定する傾向にあるからです。
今回は特にこの3つ目の理由を掘り下げて解説していきます。
現代のマーケティングで大切なものは「快の感情」へのまなざし
確かに「USPがなければ商品は売れない」という意見もたびたび耳にします。
しかしながら、世の中を見渡してみると、USPがなくとも売れている商品は山ほど存在することに気付くはずです。
さらに、優れたUSPでセールス成果を伸ばしている商品や企業はさほど多くはありません。
つまり、USPは必ずしも必要ではないことが証明されているということです。
僕は思います。
現代のマーケティングで大切なものは、「言葉にはできないけれど、何だかいいな」といった「快の感情」へのまなざしではないかと。
こんな時見込み客は「好き・嫌いの感情」が大きな判断基準
特に、商品提供者と見込み客が接する機会が中心的な価値になっているコンサルティング、セミナー、セッションなどの高単価商品のセールスを受けた見込み客は、心の中でほぼ間違いなく「この人と長期にわたって人間関係を築き上げて本当にいいのかなぁ。。。」と考えています。
この時に購買を決定する判断基準となるのは、論理的・言語的な「USP」なんかよりも、さらにもっと原始的・非言語的な「好き・嫌いの感情」である場合がほとんどなんです。
つまり、高単価商品のセールスにおいては、商品コンセプトの差別化に力を注ぐよりも、見込み客の感情にフォーカスして、見込み客があなたに対して抱いている印象と商品形式のマッチングにこそ重点を置くべきなんです!
この時に購買を決定する判断基準となるのは、論理的・言語的な「USP」なんかよりも、さらにもっと原始的・非言語的な「好き・嫌いの感情」である場合がほとんどなんです。
つまり、高単価商品のセールスにおいては、商品コンセプトの差別化に力を注ぐよりも、見込み客の感情にフォーカスして、見込み客があなたに対して抱いている印象と商品形式のマッチングにこそ重点を置くべきなんです!
人間は「感情の生き物」です。
見込み客の感情を突き動かすことこそが、購買を決定づける最短経路であることを、ぜひ頭の中入れておいてください!
個人や小さな会社の中でのUSPは「その人自身」
個人や小さな会社の中で、USPを挙げるとするならば、「その人自身」ということはちょくちょくあります。
見込み客とコンタクトを取り続ける中で、感情面から支持を受けるのです。
一見、自分がいなければ回らないビジネスを構築していると思うかもしれませんが、あなたという唯一無二の人間だから選ばれるという土俵で初動は十分戦えます。
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