見込み客に状態、悩み、不安、欲求を認識させ行動の必然性を理解させよ!
前回まで、見込み客の興味を惹きつけて信頼関係を構築する流れを仕組み化する解説を行ってきました。
そこで今回からは、商品の価値を伝えて購買を決断してもらう販売の流れを仕組み化していくために必要なことを解説していきます。
目次
見込み客に状態、悩み、不安、欲求を認識させ行動の必然性を理解させよ!解説動画
以下に、スライドで使用したレジュメを掲載していますが、コチラからもダウンロードできます。
学習効果を最大限生かすためにも、ダウンロードして、プリントアウトし、動画を視聴しつつ、メモを控えながら学習されることをオススメします。
商品購入までのフローを仕組み化する(1)「行動の必然性」を理解させる
この Step ③ の冒頭で「勝ちパターン」のお話をしましたが、あなたの個性は「販売」にこそ強く表れます。
【参照】武器を活かし独自の勝ちパターンにカスタマイズし仕組み化しよう!
最もあなたの魅力を活かせる販売方法を採用する
あなたの勝ちパターン、つまり、最もあなたの魅力を活かせる販売方法を採用するのです。
マンツーマンで会うことさえできれば、面白いくらい簡単に見込み客と仲良くなって商品を買ってもらえるんです!
対面で見込み客と会うと、緊張して何も話せなくなってしまうんです。
文章で思いを伝えることは得意なのですが…。
文章で思いを伝えることは得意なのですが…。
マンツーマンの対面よりも、一対多のセミナーで商品を販売する方が私には向いていると思います。
どのような販売方法を採用すべきかは、みなさんの生まれ持った個性や資質によって変わります。
「この方法が売れたらしいぞ」「いや、この方法の方がもっと効率がいいよ」といった基準でセールス方法を選んでも、華々しい成果を得られることはほとんどありません。
「この方法が売れたらしいぞ」「いや、この方法の方がもっと効率がいいよ」といった基準でセールス方法を選んでも、華々しい成果を得られることはほとんどありません。
これまでの僕のコンサルティング経験からお話させていただくと、苦手意識のある販売方法を訓練して上達させるよりも、ストレスを感じない販売方法を採用してそれを伸ばす方が、圧倒的に成果が出ています。
それでは、ここで、すでにビジネス経験がある方に向けて質問です。
テストセールスやこれまでのビジネス経験の中で、見込み客に最もスムーズに商品を購入してもらえた時の成功体験を思い出してみてください。
どのような状況で、どのような言葉を見込み客に対して語りかけた時、あなたの商品は売れたでしょうか?
過去に正解あり!
過去の手応えの中にこそ、あなただけの正解が存在します。
見込み客が自らの状況を客観的に認識する手助けをするのがセールスマンの基本
「セールスには特別な難しいテクニックを駆使することが求められるのではないか?」
そう思われる方も多いかもしれません。
確かに、ある意味、その考えは正解だと言えるでしょう。
セールスというのは奥が深く、様々なテクニックが事実存在しています。
しかし、成果の8割を生み出す本質的なポイントは、実はそれほど多くはないのです。
商品を手に取ってもらう第一歩目は、見込み客自身に自分の状態、悩み、不安、欲求を客観的に認識してもらうところにあります。
僕たちは普段から、自分が何を好み、何を感じていて、何に困っているのかを完全に把握しているつもりでいますよね?
しかし実際には、僕たちは自分のことを客観視して完全に理解できているわけではありません。
様々な点において、ただ「ぼんやり」と生きています。
「行動する必然性」を理解してもらう
見込み客に「お金を払う」という痛みを伴う行動を起こしてもらうためには、「行動する必然性」を理解してもらう必要があります。
ここでいう「必然性」とは、売り手であるあなたが、見込み客に押し付けるものではなく、見込み客が自分の内面に向き合った結果、「そういえばそうだった!」と自ずと思い出してもらうものです。
ここでいう「必然性」とは、売り手であるあなたが、見込み客に押し付けるものではなく、見込み客が自分の内面に向き合った結果、「そういえばそうだった!」と自ずと思い出してもらうものです。
行うべきは「見込み客の現状を整理し状況の認識の助けを提供すること」
僕たちセールスマンがセールスにおいて行うべきことは、要は「見込み客の現状を見込み客と一緒に整理してあげて、状況をきっちりと明らかにして認識する助けを提供すること」なんです。
そのサポートした先に、結局、見込み客があなたの商品を手に取るかどうかは、見込み客の判断に委ねるという考え方を持つことが大切です。
セールスが失敗して売れない方には、このような視点が抜け落ちているパターンを多く見受けます。
セールスが失敗するのは…
「見込み客は自分の悩みや欲求を正しく把握しているはずだ!」と、売り手側が勝手に思い込んで、いきなり商品の説明を始めてみたり、あるいは「見込み客に商品の必要性を理解してもらわなきゃ!」と焦って、外側から「動機」を押し付けると、セールスというのは失敗します。
では、具体的にはどのような点を見込み客に認識してもらえばいいと思いますか?
・・・。
「現状と障害」「リスクと緊急性」「希望と理想」を明確にする
大別すると、認識してほしい点は「現状と障害」「リスクと緊急性」「希望と理想」の3点です。
では、以下で、セールスにおいて見込み客に認識してもらうことを具体的に解説していきます。
■ 現状と障害
まず、見込み客が現在どのような状況に置かれているのかを明らかにしましょう。
現在どんな仕事を行っていて、何に困っているのか?
何が不満で、それは何故か?
この部分を、見込み客自身に認識してもらうのです。
現状と障害
ここで大切なことは、見込み客に「自分は困っている」ことを認識してもらうことです。
見込み客自身の口から、「いかに自分が困っているか」を語ってもらえるように促しましょう!
見込み客自身の口から、「いかに自分が困っているか」を語ってもらえるように促しましょう!
それでは、見込み客自身に、現状と障害を認識してもらうために、あなたが行う質問の例を3つ挙げておきます。
ご参照ください。
・「どんなことでお困りですか?」
・「どうして、その問題は解決しないのでしょうか?」
・「なぜ、その問題を解決したいのですか?」
■ リスクと緊急性
それでは、次に、「現在の状況がこの先もずっと続くとどうなるのか?」ということを見込み客に想像してもらいます。
リスクと緊急性
見込み客に長期的な視野での思考を促して、現状維持のリスクを感じてもらい、「何かを変えなければ今の状況は改善しない」「今すぐに問題解決に向けたアクションを起こさねば!」と感じとってもらうことが目的です。
それでは、見込み客自身に、リスクと緊急性を認識してもらうために、あなたが行う質問の例を3つ挙げておきます。
ご参照ください。
・「もし今の状況が3年続くとどうなりますか?」
・「もしそうなったとしたら、どのような感情になりますか?」
・「その問題を解決する優先順位はどのくらいですか?」
■ 希望と理想
希望と理想
見込み客は自分の悩みや問題を解決したくてあなたの発信する情報に興味を持ち、あなたの元にやってきました。
つまり、見込み客は現状に不満を抱いていて、自分の人生を改善したい、より素敵にしたいと望んでいるわけです。
あなたは、見込み客の頭の中にある「こうなれたらいいな」という理想のイメージを明確化するためのサポートを行って下さい。
つまり、見込み客は現状に不満を抱いていて、自分の人生を改善したい、より素敵にしたいと望んでいるわけです。
あなたは、見込み客の頭の中にある「こうなれたらいいな」という理想のイメージを明確化するためのサポートを行って下さい。
それでは、見込み客自身に、希望と理想を認識してもらうために、あなたが行う質問の例を3つ挙げておきます。
ご参照ください。
・「では、どうなったら理想的ですか?」
・「それはなぜですか?」
・「それが達成されたら、どんな感情になりますか?」
いかがでしたでしょうか?
あなたの商品が必要だということを客観的に認識してもらう必要があるのは、他の誰でもない、見込み客自身なのです。
ここでのポイントは、「見込み客の気持ちに寄り添って、見込み客と一緒に考える」ことです。
なので、質問する際には、決して詰問調にならないように、気を付けるようにしてくださいね。
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当記事は以下のレポートの1ページを抜粋したものです。
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